玉ねぎを長期保管できる実験「風乾燥」の取組!

29年度は、10月になって給食納入待ちの玉ねぎをたくさん腐らせてしまいました。

そこで30年度は、玉ねぎを長期保管できる実験として「風乾燥」を6月8日から8月3日の約2か月間取組んでみました。

宇陀市学校給食に地元野菜の利用拡大を図る為には、栽培する以外に「保管」問題も大きな課題と考えるようになりました。

従来玉ねぎを保管するために風通しの良い日陰に吊るしてきましたが、手間がかかる上に10月までが限度のように感じています。

今回、6月11日から8月3日まで会員からの提出された50kgの玉ねぎ3種類で約2か月の風乾燥実験を取組んだ結果、31.6kgを初めて11月12日の学校給食に納入することが出来ました。

6月8日乾燥開始
6月8日乾燥開始
早生玉ねぎ
早生玉ねぎ
中生玉ねぎ
中生玉ねぎ
晩生玉ねぎ
晩生玉ねぎ
3種類の風乾燥
3種類の風乾燥
乾燥中の腐敗数
乾燥中の腐敗数
8月3日の風乾燥
8月3日の風乾燥
最終検査の会員
最終検査の会員
10月27日最終結果
10月27日最終結果
風乾燥完了
風乾燥完了

実験結果を下記のように纏めました。

1.    2か月間の電気代は1500円で大型工場扇は約6000円です。コストが大変安く誰でも手軽に実施できる。
2.    手間のかかる吊るし乾燥をしなくても、同等またはそれ以上の良い結果を確認できた。
3.    この実験以外に早生品種を途中から参加したが、8月以降に腐敗が多発して保存に向かないことを確認。

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